ハードウェア・エンジニアは、自分に合った仕事だとは感じる。
■苦手なこと
- 営業トークで売り込む
- アルコールを飲む
- 大人数で行動する
- 他人を出し抜く
■好みは
- 「独り」あるいは「少人数」での行動
- 指先を使った細かい作業をする
- 親しくない人と話さない
- 黙って作業に没頭する
- 活字を読む
「バックパッカーひとり旅」とか合っているではないか。
バックパッカーは、荷物を持って、長距離を黙々と歩いたり、マトモな食事をせずに何日も過ごしたり、寒い屋外、暑い屋外、喉の渇き、腹痛など耐えながらの行動がしばしば必要とされるが、そういう点は、私に合っていると思う。
何か仕事をするということになれば、バックパッカー的なものが最適なのだが、そのような仕事は、私には見付けられない。
完璧に自分にフィットする仕事は見付けることができなかったが、「ハードウェア・エンジニア」は、それなりに自分に合った仕事だとは感じる。
顕微鏡で見ないと作業できないような小さな部品を取り扱い、半田ゴテを使って改造する。職人的な要素が必要とされる。
細かい図面を黙々と画き、回路検討、試作品の作成、データ取得、解析、改善、量産品設計、量産対応など、比較的「独りで」進められる作業である。
そんな作業で、つくづく感じるのは、「道具」の大切さである。
特に半田関連の機器は大切だ。
・半田機器
・半田ゴテのコテ先
・ピンセット
・半田
・フラックス
・顕微鏡
これらの性能で、作業効率も、仕上がりも圧倒的に変わる。
そして、「運が悪い」ことに、私の職場はコスト削減最優先なので、「全部質が悪い」。
ピンセットだけは、10年ほど前に予算申請をして、自分で買ったマイピンセットを使えば少しはマシな程度である。
だから「しょぼい」道具で如何にして良いものを作るのか?に日々頭を使っている。
コスト削減圧力は、身に沁みて分かっているが、数千円をケチって、数百万円(あるいは数千万円)を失うということにならないようにとは願う。
以下は空想だが、日本の製造業が振るわないのは、「道具」の軽視にも一因があるように思えてならない。
※「軽視」したくてやっているのではなくて、「予算不足」のために「軽視」してしまっている。
写真を付けるためのアフィリエイト。
さすがにHAKKOは、それなりの値段のようだ。