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毎日新聞の記者として、南アフリカ共和国のヨハネスブルク(Johannesburg)に特派員として駐在。
ヨハネスブルク(ヨハネスブルグ)は、英語だと、Joburg(ジョーバーグ)などとも呼ばれる都市で、南アで最も危険な場所とも言われている。特にバスターミナル周辺は、「絶対に歩くな」と言われていて、しかし私はバスの乗り換えのために、この周辺を歩く羽目になり、生きた心地がしなかったという経験がある。
「あいのり」というテレビ番組の「やらせ」を暴き、それはアフリカを「かわいそう」で「助けなければならない」対象であると捉えているからだと指摘する。
「部族」とか「部族対立」だとか、そういう日本人の思考を非難する。それは、著者が務めている「毎日新聞」にたいしても向けられる。
私も、6ヵ月ぐらいの短期間だが、アフリカに滞在したことがあり、それは、「滞在」というより、カイロから、ケープタウン(喜望峰)までのアフリカ縦断の旅だった。地を這うようにして旅したアフリカは、日本の既存メディアが報道するものとは、違うイメージであり、やはりと思ってはいたが、「報道と事実の差」というものに、確信を持つ旅でもあった。
そのときの旅を懐かしく思い出すと同時に、著者の主張は理解できるけれど、もしかしたら、そこに住んでみたアフリカは、さらに、「違うもの」なのではないか?ということを考えながら読んだ本である。
つまり、新聞記者という立場で無くて、無職のバックパッカーという立場で住んでみたら、それはまた違った感想を抱くのではということ。