海外にバックパッカーとして旅をしていたことで、美術館にも多く足を運んだ。
例えばヨーロッパでは、博物館、美術館、教会を訪れることが多く、地中海付近ではこれに遺跡が入るだろうか。
それから劇場もあり、クラッシック音楽のファンである私としては、なかなか楽しめた。
さて美術館の話である。
ヨーロッパには、イタリア、スペイン、フランス、イギリス、オランダ、ドイツ、オーストリア、それにロシアなど名だたる美術館が数多ある。
そういう美術館を訪問したことがあり、美術の本も、少しは読んでいる。
この本は、初心者でも楽しめるような気軽な内容となっている。
印象的なのは、著者が、ご自身の娘さんを亡くされていること。
21歳で、病気で亡くなられたという。
悲しみが、随所に顔を出しているようだ。
【印象メモ】
- 供養絵額:遺族が死者を追悼するために寺院に奉納した絵馬の一種
- 細川蓮丸像、豊臣棄丸像、前田菊姫像など:子どもの絵
- ヴィジェ=ルブランの自画像(マリーアントワネットお気に入りの画家(女性))
- ナチスの戦争画
- 韓国、台湾、満洲の美術
- 葛飾北斎の娘、葛飾応為(おうい)の作品
- グエルチーノ「アウロラ」
- 死者の魂の象徴としての「蝶」