率直に言って、読み進めるのが苦痛だった。
自分の仕事を、(うまくいけば)未来まで、長い間残せるような、
まさに、千載一遇の機会を得て、その結果が、これでは残念すぎる。
東京大学、そしてロシア留学と才能溢れる筈の人材なのに、さらに、面白い内容を書ける体験を多々している筈なのに、何故もっと工夫をして執筆しなかったのか。
著者だけではない。
編集者も、あまり仕事をしなかったのではないかと勘ぐってしまう。
内容としてはゴルバチョフの時代についての解説になるのだろうが、文体が単調、説明が不親切、随所に「やる気のなさ」を感じた。「本気を出せば」もっと面白いものが書ける才能と体験を持ちながら、「本気は出さなかった」、と判断した。
「日経新聞の裏を読め」以来の衝撃である。
もちろん、個人の印象。
リンク先のコメントも、自分と同じで安心した。↓「日経新聞・・・」の方だが。
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