タイトルが「大袈裟」だけれど、内容は洗練されている。
ただし、洗練されていて無難だが、意外性など、「面白さ」に関わるところは、不足している。よくある遺跡の本と差異化が難しい。
「遺跡を分かりやすく紹介する」意図をもって書かれた本であり、忠実にその意図を実現しているようだ。
印象に残っているものとしては、下記である。
- キルワ(タンザニア)
- シャハラ(イエメン)
両者とも難易度が高い。
日本人では、100万人に1人とか、そういう割合でしかいないのではないか。
タンザニアも、イエメンも私は行ったことがあるが、キルワとシャハラ両方とも行っていない。
キルワは、「頑張れば」行けただろうが、アフリカでは生き残ることで精いっぱいで、行く気力がなくなっていた。
シャハラも、頑張れば行けたかもしれないが、こちらは、時間との闘い、治安との闘いで断念。
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