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イギリスへの手紙

イギリスにクリスマスカードを出した。

 

料金:140円(25gまで)2024年12月

 

もともと英語は苦手だったが、「苦手なままでは駄目だ」と、奮起して猛勉強。勇気を持ってイギリスにホームステイまでしたのだった(夏休み期間)。そのときイギリスで受けた影響が、今でも続いていて、「日本人の考え方」と合わないところもあるは、その一つだと思っている。

そして、世界を旅し始めたのも、このイギリスで世界中の学生に会ったからというのが大きい。大きな大きな影響を受けたのが、このイギリスホームステイだった。

 

もう何十年も手紙のやりとりを続けている。

しかし、当時の関係者も亡くなってしまった人もおり、悲しみが胸に迫る。

 

■イギリスでの体験を思い出す。(ただの思い出)

  • 郵便局職員に英語ができない人が居て、恐らく移民の人たちに仕事を分配したのだろうけれど、意思疎通があまりにもできなくて困った。そして、そういう人たちは、激しくヒステリーを起こし、しばしば怒鳴りまくる。(イギリスだけでなく、ヨーロッパ各地で同じ体験はしたが)
  • 横断歩道に歩行者がいて渡ろうとしている時は、「必ず」車は止まり、歩行者を渡らせなければならない。「必ずだ」。(日本とは違う習慣。日本は、止まってくれるのは30~60%ぐらいか。場所による)
  • 「人と同じ意見」「人と同じ人生」はあまり評価されない。「人と違うこと」が価値があるとされる。
  • 「自分は自分」「他人は他人」。他人の思想、生活、人生観など干渉しないし、されるのを嫌う。
  • 雑談でも、いちいち「理由」を問われる。どうしてそう考えたのか?そのような行動をとった理由は何か?「Why?Because・・・」が何度も何度も繰り返される。
  • ルールやマナーに厳しい。スーパー、銀行、郵便局、駅、バス。必ず列(queue=キュー)をつくり厳格に守る。「誰が列の最後尾か?」を確認すること。Are you in the queue? / Could you tell me where the end of the queue is?
  • 「ハウスルール」があり、例えば夕食は、午後7時などと決まっていて、それに遅れたら先に食べ始める(他人の事情に合わせない)。大雨が降って雨宿りをした結果、間に合わないこともあったが、先に食べ終わっていた。
  • 生活は質素。夕食はジャガイモばかり食べていた。物価が高いイギリスだったが、食パンとイモ、小麦粉などは日本より安かった。(庶民レベルの人たちの生活。各家庭の事情による)
  • コーヒーは飲まず、紅茶をよく飲む(各家庭の事情にもよる)。ティーバッグであり、特に美味しくもない。
  • 一戸建ての家にステイしたが、庭が異常に広い。まさにガーデニングの国。(ロンドンから2時間弱の地方都市の、さらに中心部から徒歩1時間ぐらいの地区)
  • 空き巣が多いので戸締まりは厳重。簡単に侵入できないような家の構造になっている。(セキュリティがゆるゆるの日本との違い)
  • 女王陛下や皇室に対して敬意を持っている。知識も豊富。日本の皇室について質問され、「あまり詳しくないんですけど」というと驚かれた。
  • フランスに対抗意識を持っている。(1066年ノルマン朝の恨みか)。何かあると「フランスとは違う」「エスカルゴを食べるような、とんでもない奴ら」というようなことを聞かされた。
  • 車は右ハンドル。左側通行。日本と同じであり、違和感がないが、このシステムは少数派。Continental(大陸)に渡るとそれが逆になり「外国に来たな」という印象が強くなる。
  • Continental(大陸)という言葉が、しばしば出てくるが、ヨーロッパ大陸の国々のこと。「上から目線」的な立場から、大陸の国々を見下すような意味合いが含まれる言葉。
  • 鉄道車両が古くて遅い。料金が高い。「鉄道発祥の国」だが、バスの方が便利。長距離バスはCoach(コーチ)と呼ぶ。
  • 他にも、次々思い出が湧き出てくるが、この辺で終わり。以上は個人の体験。また各家庭により事情は異なると思われる。「人と違うことが価値」の国であることだし。

 

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