「モチベーション」とは、「でっちあげ」であり、「モチベーション」なんて無くても、淡々と目の前の仕事を進めていけばよい。
それどころか「モチベーション」なるものは、経済成長しない、給料も上がらない中で、考え出された「無理やり働かせるためのシステム」のようなもの(そこまで断定はしていないが)だから、無視して良い。というような記述となっている。
これだけでも、この本の価値はあったと感じられる。
給料が20パーセント削減されようが、毎日、朝から晩まで怒鳴られようが、「モチベーション」を高めて仕事に邁進する。ような生活で「なければならない」という強迫観念から逃れられるのだ。
何のために生きているのか、まるで奴隷。
ただし、賃金は出る。
そんな生活ウンザリで、モチベーションも無くなってしまった。
しかし、別にそれでよいのだ。
それが、この本の言いたいことだと、私は理解した。
「モチベーションが」「モチベーションが」「モチベーションが」
そういう強迫観念から逃れられただけで、気が楽になった。
ただし、私は「モチベーション」なかったが、それなりに作業は「こなして」いたので、今まで通りやるだけだ。
引用
人生の大逆転をねらうのではなく、日々の数パーセントの微細な改善と改良が、未来にさらに大きな変化をもたらすと信じること。そのために今に集中すること。P.213
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