ある電気製品のハードウェアエンジニアとして業務を行っている。
試作品のデータ取得、改造、それに回路設計、工場量産用データと検証など、実験室内での作業が殆どだ。
だから、テレワークという選択肢はない。
そしてその実験室、劣悪な環境である。
- 異常な乾燥:静電気の発生も異常であり、危険を伴う。(指先で放電した時の痛さ、それに機器を壊してしまうことも)
- 異常な轟音:会話も妨害されるような騒音。(しかも他部署の機器が轟音を発しているので、余計に腹立たしい)
- 飲食禁止:水分補給もできない。
- 異常な寒さ:発熱機器(しかも他部署の機器)があるので、その冷却のために冬でも冷房が入っている。その風がモロに当たる場所が私の席であり、寒い。
朝、出社して、ほっと一息。
しかし、乾燥が酷いので、喉が渇く。
飲食禁止なので、飲食可能エリアまで移動しなければならない。
そんな余裕はあまりないから、とにかく実験室の作業を始める。
健康問題はこちら。
- 乾燥し過ぎて肌がカサカサになり、痒くなる。
- 喉が渇き水分補給もままならないからひたすら我慢。夕方になると頭痛になることもあり、それも我慢。
- 目も乾き、夕方になると違和感がある。
- 轟音のため、電話会議の音が聞き取れず、ヘッドセットの音量MAXにするので、耳が痛くなる。
- 同じく轟音のため、何もしなくて耳が痛くなる。
- 寒いのでコートを着なければならないこともある。
1の「乾燥肌」対策として、かゆみ止めクリームを持ち込んでいる。
かゆくなったら、すぐに塗る。
これが効果的だ。
そういう対策をしなかったころは、皮膚が真っ赤になるほどボロボロになった。
今では、比較的マシである。
ドラッグストアで、安売りのときに仕込んでいる。
例えばこんな感じ。(例)
頭痛は、これもまたドラッグストアの安い鎮痛薬。(60錠で500円とか)
これが、抜群に効果があることが分かった。(つい最近)
耳が痛いのは、耳栓をすればいいのかもしれないが、電話会議も多いので難しい。
今は、耳鳴りがするようになってしまった。そのうちに難聴になるだろう。
業務のために、健康を害しつつある。
せめて他部署の「轟音機器」から離れた場所に行きたいとは思っている。
ただし、もっと酷い職場があることも認識しおり、危険薬物や危険な工具を使用している職場でないことを考えると、ましな方なのかもしれない。