3万ペソで楽しく暮らす

住居費以外を3万ペソ(60万円)で楽しく暮らす。エンジニアのブログ。

【ウマイヤ朝の旅】ウマイヤド・モスク(ダマスカスのマスジド・ジャーミイ「金曜モスク」)

ウマイヤ朝」の話が出たが、やはりダマスカスの「ウマイヤド・モスク」を紹介せずにはいられない。

 

bp-en.hatenablog.com

 

シリアの首都「ダマスカス」にあるマスジド・ジャーミイ(「金曜モスク」)とも呼ばれるこのモスクは、イスラームのダマスカス征服後、教会を改修してモスクにしたとされる。

「洗礼者ヨハネ」の首がここにあると信じられている。(ローマ法王が、ここに来たこともあるのだ)

 

余談であるが「洗礼者ヨハネ」(John the Baptist)は、ヨルダン川でイエスに洗礼を授けた。

使徒ヨハネ」とは別人である。

 

ヨハネ」は英語だとJohn(ジョン)であり、海外だと英語で聖書の話をすることもあると思われるが、そのときにJohnという言葉が出ることがあるが、それがヨハネのことである。

ヨハネによる福音書は、「Gospel of John」で通じた。「The Gospel according to John」の方が良いのかもしれない。(私は専門家でないので間違えている可能性あり)

 

またまま余談だが、コーランクルアーン)を読むと、キリスト教イスラームに色濃く影響を与えていることが分かる。だから、決して「ヨハネ」は、イスラームの「敵」という訳ではない。

キリスト教との関係で言えば、たとえば、「世界の終わり」にイエスキリスト(救世主イエス)が、ここウマイヤド・モスクに降臨するという信仰すらあるのだ。

 

さらに、サラディーン(サラーフディーン)の霊廟がこのモスク内にある。(第三回十字軍に打ち勝ったイスラームの英雄)

 

ダマスカスには、聖アナニア教会などもあり、キリスト教と、イスラームが混在する街でもある。

 

そして、恐らくそれは現在のアサド政権と、その後押しをするロシアなどの関係として、今でも影響を与えており、この先も、複雑な政治情勢を作り出してくに違いない。

 

bp-en.hatenablog.com

 

こうして見てみると、キリスト教イスラームは絡み合っていて、複雑である。(そしてユダヤ教も)

 

ウマイヤード・モスク1

ウマイヤード・モスク2