定期券を拾った体験談。
銀行店舗の入口付近で定期券を拾った。
記名されているから、簡単に持ち主に戻るだろう。
「無事に持ち主に戻すこと」
それを目指して、私は動き始める。
銀行ATMに取り付けられている電話機で報告
店舗入口から、ATMまで戻り、銀行ATMに取り付けられている電話機で報告した。
「定期券を拾いました」
「定期券ですか・・・当方では、関与できません」
「え?」
「お客様に、ご対応をお任せ致します」
「・・・では、警察に届けて良いのですか」
「それで構いません」
なんと、警察に届けて良いのか。
勝手に持って行くと窃盗(あるいは横領)になるのかと思ったが。
確認が取れたことで、「窃盗」で身柄拘束されて「有罪」となることは免れた。
警察に届ける
交番に向かっていく。
警察官が不在で待たされる。
警察官に事情を説明する。
説明が終わってから、こうなった。
「では、現品を確認しましょう」
勝手に触って【窃盗扱いされる】と困惑するので、なるべく触れなかったが、定期入れの中には、定期券以外にも何か入っているようだ。
身分証明書が入っている。
社員証だ。
電話番号まで書かれている!
「ああ、よかった。連絡先が分かったので、本人に還りますね!」
「いや、分からないよ」
警察官は「タメ口」で言う。
「連絡をすれば良いではないですか」と私。
「連絡なんてしないよ!」
「え?」
「いちいち、連絡なんてしない。保管するだけだ」
失敗した。
容易に本人に返ると思ったのだが、そうではないらしい。
では、駅に持って行った方が良かったのか。
それとも警察に届けず、直接本人に連絡した方が良かったのか・・・
定期券を落とした本人が、警察にコンタクトを取ることを祈る。
「報労金を請求する権利」を放棄したので、その後どうなったのか分からない。
教訓
落とし物が警察に届けられても、(連絡先が分かっていても)警察から本人に連絡は来ない。自分でコンタクトをする必要がある。
そもそも最初から落とさないように注意をすべきだ。
しかし、人間は不注意でミスをする。
ミスをしたときに、どうやってカバーをするのか、そういう「仕組み」について良く調べておく必要がある。
今回の事例の場合、定期券も社員証も「再発行」ができるだろうから、(警察から受け取れなくても)カバーすることができるかもしれないが。
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