Marc Anthony(マーク・アンソニー)は、他のアーティストと同じようにネットでその存在を知った。一見、真面目そうだが、「ちょい悪オヤジ」のようにも見えて、清廉なイメージは無いが、その歌の巧さには、魅了される。
何となくのイメージとしてキューバ系かと考えていたが、プエルト・リコ系だった。(私はキューバ、プエルト・リコを含むラテンアメリカがとても好きであり、というより人生そのものでもあり、好感を抱いて書いている)
1968年9月16日、ニューヨーク生まれ。サルサ歌手としてアルバム「オートラ・ノタ」を発表。1999年の「Marc Anthony」というアルバム。2001年のアルバム「リブレ」は、ラテン・アルバム・チャートで14週連続首位を維持したという。
受賞歴も多く、ラテン界隈では、圧倒的な人気を誇る。
特記すべきは「3.0」というアルバムで、なかなかの有名曲が揃っている。
Vivir Mi VidaやFlor Pálidaなどが再生数10億回という水準である。Flor Pálidaという曲は、キューバ人アーティストであるポロ・モンタニェスのカバーである。だから私はMarc Anthonyがキューバ出身だと誤解したのだった。
ちなみに、2012年の民主党全国大会で「星条旗」を、2013年のメジャーリーグオールスタゲームで「ゴッド・ブレス・アメリカ」(いわゆる第二のアメリカ国家)を演奏した。そのときメキシコ人と誤解されたが、本当はプエルト・リコ系のアメリカ人である。民主党支持者として知られ、ヒラリーの選挙運動支援もしている。
Vivir Mi Vidaという曲のミュージックビデオを見ると、圧倒的な人気であることが読み取れる。(「やらせ」の可能性もあるが)
まさに「英雄」の様相だ。ヒット曲の数々を考えても、「英雄」に近い評価は「ありえる」のかなと思っている。
■曲紹介
Vivir Mi Vida 再生数11億という有名曲。
Flor Pálida キューバっぽい風景。
■Vivir Mi Vidaより
Voy a reir, voy a bailar 笑おう、踊ろう
Vivir mi vida, la la la la 私の人生を生きよう
Voy a reir, voy a gozar 笑おう、楽しもう
Vivir mi vida, la la la la 私の人生を生きよう