Juan Luis Guerra(ファン・ルイス・ゲラ)は1957年6月7日生まれ。ドミニカ共和国のサント・ドミンゴ出身。シンガーソングライター。ラテン・グラミー賞を12回。グラミー賞を2回。ラテン・ビルボード賞を2回。など、数多くの賞を受賞している。つまり、一般的に高い評価を得ているということになる。
もちろん、お勧めは「Bachata En Fukuoka」(福岡でバチャータ)。Juan Luis Guerraが福岡を訪問したときの体験が元になっている。
余談だが、バチャータとは、ドミニカ共和国発祥といわれる音楽で、スローテンポな曲が多い。4拍子で、4拍目にアクセントを置く。他にドミニカ共和国発祥の音楽としては「メレンゲ」などもある。
「Bachata En Fukuoka」(福岡でバチャータ)の経緯はこうだ。Guerraが福岡を訪問し、そこで演奏をした。福岡の人々が、バチャータやメレンゲなどを歌い、踊ることができることに感銘を受け、福岡に滞在中にこの曲を作ったという。
MV(Music Video)では、福岡をイメージした福岡的な街(アメリカっぽい中華街)を高齢女性が歩いている。すると、模様が書かれた紙が落ちているのを拾う。その紙に導かれるようにバスに乗る女性。バスに乗っている時に若返って、自転車で爆走し、「無敵」になって海まで行く。爆走して何もかもをブチ壊す勢いである。無敵の自転車、日本にも数多く居ますね。
そこで、Guerraの若いときをイメージした?若者と踊り、空中を飛ぶ。例の紙に書かれた模様が砂浜にも描かれている。そしていつの間にか年を取ってしまう。という、とんでもない(奇想天外な)設定のビデオである。爆走する自転車が、北京や上海を行く自転車に見えて仕方がない。空を飛び過ぎるのも萎える。
少し紹介しておくと、バンドはJuan Luis Guerra y 440(フアン・ルイス・ゲラ&4.40 )で、スペイン語では「Cuatro Cuarenta」といわれる。
4.40のお話 ↓
■曲紹介
Bachata En Fukuoka(福岡でバチャータ)
Ojalá Que Llueva Café(コーヒの雨が降るといいね)
■歌詞紹介「Bachata En Fukuoka」(福岡でバチャータ)
朝には夢が現れると伝えてほしい
期待していたことを忍耐強く実現すると
パリまでは9時間、それも知らず旅をした
あなたがメロディを口ずさむのを聴きながらロシアを渡った
この福岡であなたのバチャータを歌った
空をキャンバスにして夕日を描いた
憧れていた百道海岸を歩いた
私の魂から笑顔が漏れた
ここで「ありがとうございます」を教わった
con escala en tu bocaの意味が分からないが、「口の中に音階」が直訳でいいのか?escalaは英語のscale
Guerraの公式チャンネルなので貼り付けてみた。↓