南米のチリにある日本人宿「汐見荘」の共有スペースに小さいテレビがあった。
そこで見たのがこのLentoのミュージックビデオである。
何とロケ地は日本。
私には、東京のどこかということは分かった。(タクシー会社で推測)
渋谷、新宿辺りだろうか。あるいは東京、新橋周辺か。
このビデオを見た時の衝撃はハンパなかった。
日本を出てから一年以上、日本が懐かしくなろうとしていたときに見た東京の風景。
「東京だ東京だ」と食い入るように画面を見て、そしてこの曲名を覚えておかないと、必死になって画面に出てくる文字を追う。(当時の画面Vevoか何かでは、歌い手と曲名が出ていたのだ)
Julieta Venegas - Lentoスペイン語の読みだと、フリエッタ・ベネガスだろうか。
※YouTubeで「Julieta Venegas - Lento」などで検索すれば、このビデオを見ることができる。
南米チリの汐見荘で、Julieta Venegasを知った時。そして東京の映像。何という。何ということだ。何という奇跡だ。と、私は心を動かされてしまったのだ。懐かしい、懐かしい日本がここにあったのだ。
そしてのこの歌。ゆったり、まったり、緩い感じが何とも言えない。
余談だが、Siというタイトルの「i」の文字にはアクセント記号が付く。これ意外と見落とされがちなのだが、Siの場合は、何かの質問をされて答えた時にはアクセント記号が付き、「条件の中」では、アクセント記号が付かない。ちゃんとスペイン語を習ったわけではないので、自信なしだが、そういうことになっている。
「Si」は「はい」の意味で、アクセント記号が付いているということは、誰かに質問をされて答えているのを想定しているのだろうか。(素人思考)
ちなみに、スペイン語ではPeru(ペルー⇒国名のペルー)の「u」の上にアクセント記号が着く。ペルーの「ルー」を強調するような発音になるのだ。
自分のPCでは、アクセント記号がなかなか打てないので、表現が曖昧になってしまう。
さて、Julieta Venegasで自分が好きな曲というと以下になる。
(Me Voyはこのアルバムには入っていない)
Lento
Andar conmigo
Me Voy
■Lentoの歌詞の一部(直訳風)
Si quieres un poco de mi
私を少しでも知りたいなら
Me deberias esperar
私を待っていてね
Y caminar a paso lento
そしてゆっくりと歩いて
Muy lento
とっても ゆっくりと
***
Ser delicdo y esperar
慎重に 待っていて
Dame tiempo para darte
あなたに与える時間を下さい
Todo lo que tengo
私が持っているもの全てを
(私が持っているもの全てをあなたに上げるために時間を下さい)
esperarとか、poco、lentoなど旅行中でも良く使う単語なので懐かしい感じがする。
Todo lo que tengo 「轟け天国」みたいに聞こえるのは、「私が持っているもの全て」
todoとか、tengo nadaなどの表現で旅行中も使う場面が多く、これまた懐かしい。
うーん良いな南米。良いなスペイン語。
またまた余談だが、Julieta Venegasは、アメリカ、カリフォルニア州のロングビーチ生まれ、メキシコ、ティファナ育ち。カリフォルニア州と、ティファナには行ったことがあり、これも因縁を感じる。
今回もまた自分の思い出のために書いてしまった。