【読書日記】せつない京都 柏井壽

通勤時間には本を読むことも多い。全く快適ではない混雑する電車。そして業務で頭脳を酷使しているため、疲れっきって何も考えたくない状態のことも多い。

そのような状態で読むには優れた本。軽い気持ちで読める内容である。詳しく理解するには地図を参照しながら読み進める必要があるのだが、文体が軽くて読みやすいのは確か。

京都について地元の人の視点から紹介された神社、仏閣、店、名所。

味わい深いものがあった。

京都の人も知らないかもしれないような、マメ知識も入っている。

京都に行く前に読んでいれば、いや、京都に行く用事が無くても楽しめるような本である。

「字数が足りなくて、無理に継ぎ足されたような」コメントが無ければ、もっとよい本になっただろう。いや逆に、そういうコメントこそが「息抜き的な」文章の秘訣なのかもしれない・・・

せつない京都 (幻冬舎新書)

せつない京都 （幻冬舎新書） [ 柏井壽 ]