Diego Torres(ディエゴ・トーレス)は、1971年3月9日アルゼンチンの首都であるブエノスアイレス生まれ。人気歌手・女優のロリータ・トーレスの息子でもある。
ブエノスアイレスと聞くと、あの頃の思い出が甦り、心が震えるようだ。それだけでも好感を持ちそうになる。
シンガーソングライター、俳優。ラテングラミー賞を3回受賞しているなど、ラテン圏で高く評価されている。
「Color Esperanza」(希望の色)という曲は、2001年にリリースされたが、アルゼンチンの経済不況での「希望の賛歌」となる。2003年にスペインマドリッドの「クアトロ・ビエントス空港」にて、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世のために演奏されたこともある。このMVは、2002 年 「MTV ビデオ ミュージック アワード ラテンアメリカ」の年間最優秀ビデオにノミネートされているなど、話題も多い。
さて、トーレスは、1989年「ラ・マルカ」というバンドから始まった。ファーストアルバムは、1992年「Diego Torres」をリリース。
セカンドアルバムが「Tratar de estar mejor」1994年。
サードアルバム「Luna Nueva」1996年。
その後、2021年の9枚目のアルバムまで、多くのアルバムを出している。
「Tratar De Estar Mejor」(もっとよくなるように)
個人的な好みでは、この曲が心に響く。
コーラスから始まり、美しいメロディを歌い上げる。日本でも流行りそうな音楽だろうと感じられる。讃美歌をイメージしているのだろうか。そしてその歌詞も、魂の奥に響き渡る。内容からすると、「彼岸」をイメージしているように思えてならない。
極め付けは「Un Poquito」(少しだけ)であり、これはCarlos Vivesとのコラボだ。
次々と、「生きる希望」を持てるような曲を生み出している。まさに「Esperanza」(希望)に相応しい人なのだ。
■曲紹介
Tratar De Estar Mejor(もっとよくなるように)
Color Esperanza (希望の色)紹介済み
Un Poquito(少しだけ) Carlos Vivesとのコラボ
Estamos Juntos(ぼくたちは一緒だ)ピアノ弾き語り
Sueños(夢) ブエノスアイレスっぽい街、心が震える
Que No Me Pierda(迷わないで)
■歌詞紹介Tratar De Estar Mejor(もっとよくなるように)より
昔の話をして下さい
幾つかのものは残る
生きている瞬間
残る記憶
魂の奥底で (En lo profundo del alma)
あなたを忘れることはない
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讃美歌を思わせるalma(魂)の歌だ
↓ ファーストアルバム