Corazon Latino意味は「ラテンの心」だ。
何という痺れるタイトル。
David Bisbalのアルバムである。ダビッド・ビスバルなどと発音する。(dは発音しない場合もあるという)実力派アーティストと言ってよいだろう。その歌声、豊かに歌う声。惚れ惚れする。好きか嫌いかといったら、間違いなく「好き」に入る。
1979年6月5日生まれ。スペインのアルメリア出身。アルメリアというのは、スペインアンダルシア州の街。海に面している。人口20万人程度。
タベルナス砂漠というのがあり、「インディージョーンズ」などの映画が撮影されたという。Digaleの歌詞に砂漠(desierto)というのが出てくるのは、この街の影響か。
そのアルメリア出身である。
「正統派ラテンバラード」歌手とも言うべき歌とメロディ。根強い人気がある。
Ave Mariaという賑やかな曲が1曲目、2曲目のDigaleに痺れる。
私は知らなかったのだが、「Boom Boom Boom~灼熱の太陽」が郷ひろみによてカバーされたらしい。
■Digale(伝えてほしい)
No ha podido olvidar mi corazon 僕の心を忘れることができなかった
Aquellos ojos tristes 悲しい目
Sonadores que yo ame 僕が愛した夢想家
La deje por conquistar una ilusion 幻想を克服するため彼女を残した
Y perdi su rastro 僕は痕跡を失った
Y ahora se que es ella そして今、それが彼女だと分かった
Todo lo que yo buscada 僕が探していたもの全て
Y ahora estoy aqui 僕は今ここにいる
Buscandola de nuevo y ya no esta もう一度探しても 彼女はいない
歌詞はともかく、メロディと、歌声が、心を揺さぶられる。
閑話休題。
「Todo lo que yo buscada」今まで何度も触れてきたように、よく出てくる表現である。もう忘れられない「Todo lo que」。
私はもうスペイン語のある生活にどっぷりとハマってしまった。南米を旅したバックパッカーの宿命なのか?
「ラテンの心」は持たないのかもしれないが、「ラテンの心」に魂が揺さぶられているのである。