3万ペソで楽しく暮らす

住居費以外を3万ペソ(60万円)で楽しく暮らす。エンジニアのブログ。

ブルガリア共和国の「半額定食」

(10年以上前の話・・・他の海外ネタも同様)

 

ブルガリアでは、「犯罪」にも遭ってしまい大変な思いをしたことがあるが、

その食事と、人々の素朴な親切さは、心に残るものがある。

 

泊まった宿の近くにあったのが、ブルガリア料理の店。

 

この店は、閉店前の時間、確か、午後8時ぐらいになると、残りものを半額で売り始める。

しかもその店は、作り置きの料理を並べてあるので、「現物」を見ながら選ぶことができる。

 

ブルガリア語(キリル文字っぽいもので書かれている)のメニューを見ながら考えるような店ではなく、庶民的な店であり、味も良かったので、私のお気に入りの店となった。数百円でちょっとした食事ができるのだ。

 

資金が乏しかった私は、その店に何度も足を運んだのだった。

 

夜。

閉店間になると、地元の人を含めて、行列ができる。

半額になるのを待っているのだ。

 

ブルガリアは経済も、IT関連で回復基調とは言え、

まだまだ生活が苦しい人も多いようだ。

 

暖かい食事。

ブルガリア料理の味。

 

全てが「バラ色ではない」日々を思い出し、それが「心の棘」となって、食事の味と共に、「消えない記憶」になっているのだった。

 

アレクサンドル・ネフスキー寺院

 

半額のお店(200円ぐらい?)