平野啓一郎の鮮烈デビューは「日蝕」であり、この作品によって芥川龍之介賞を受賞したことも、よく知られている。若い頃、私も「日蝕」を読んでみたことはあったが、挫折していた。
先日「私とは何か」(平野啓一郎)を読んだきっかけで、「日蝕」を読んでみた。結果的には、非常に面白く読めた。
最初に本書を読んだ時から、ずいぶんと多くの経験をした。パリ、フィレンツェを始め各地へ旅をしたし、聖書も何度も読んだ。それから、イエルサレムを始め、キリスト教の関連する地を旅してきた。そういう経験が、本書を理解する手助けになったのかもしれない。
内容については、ネタバレになるのを危惧するため詳細省くが、「幸運」ということを私は考えていた。「日蝕」が認められ、「新潮」巻頭で一挙掲載という快挙。やはり「幸運」ということを考えてしまう。
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