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【読書日記】第一次世界大戦史 飯倉章

好みの本。

こういう一見地味で、知識も得られる本が非常に好きである。

 

読書は、主に通勤時間中に行うが、疲れ果てている時に、怒りや対立を煽るような(ジャーナリストっぽい)本を読むのは苦痛で仕方ない。静かに楽しく読める本を私は好む。さらにこの本では「風刺画」を駆使していて、臨場感溢れる当時の状況が分かる。悲惨すぎる第一次世界大戦の歴史を改めて感じることができる。

 

それにしても、第一次世界大戦というのは、セビリアvs.オーストリア=ハンガリーの局地戦と思われたが、フランス、ロシア、イギリスなどとの関係もあり、戦線が拡大していく。正直、そこまでやる意味あるのか?という激しい戦いが続く。

 

普仏戦争で敗れ、アルザス・ロレーヌ地方をドイツに割譲することになったフランスは、ロシアなどを戦争に引きずり込めば、ドイツに勝てるのでは、という思惑で、周辺諸国を巻き込んでいく。こういう復讐、怨念のパワーは(現在にも通用する)恐ろしい力を持つ。多くの人々の命を奪うような恐ろしい力を。

 

圧巻は、ドイツの強さである。フランス、ロシア、イギリス、(日本、イタリア)などを相手に優位に戦いを進めていく。その後、アメリカの参戦がなければ、どうなっていたか分からない。