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【ラテン音楽】Alex Ubago ”Fantasia O Realidad”

本来書こうと計画していたこととは外れてしまっているが、心が揺さぶられていて書かざるを得ない。

 

Alex Ubago(アレックス・ウバゴ)

バスク地方出身のアーティストである。

アルバムのタイトル”Fantasia O Realidad”(幻想か現実か)

美しく心を揺さぶられる曲が多数収録されている。

アルバムのジャケット写真はイマイチでイケてない感じがするのが勿体ない。全くイメージが合わない。

 

バスク地方というと、思い出すのは、La Oreja de van Gogh(LOVG)である。

実は、LOVGのボーカルである、アマイア・モンテーロとのデュエット曲「Sin Miedo A Nada」(何も恐れず)がこのCDにも収録されている。このCDをamazonで購入して、それに気が付いたときの驚愕。一緒に歌っているのが誰かすぐに気が付かず、しかしアマイアに似ているような気はしていた。youtubeで映像を確認し、アマイアだ、本当にアマイアだ。やってくれる。やってくれるなウバゴ様、と驚いたのだった。

 

Ubagoのことは、現地(ラテンアメリカ)に滞在していて、圧倒的に流行していたのは知っていた。しかし、このCDを日本に帰国してから購入し、その完成度の高さに感心した。まさに自分と同時代を生きてきた(日本では)隠れたアーティストである。(スペイン語圏では、超有名人)

 

ちなみに一曲目(Aunque No Te Pueda Ver)の歌詞。

私のスペイン語力がチープなので適切な説明ができないのだが、Puedaはpoderの接続法現在形。「たとえ君に会えなくても」というような意味になる。

 

歌詞は、こんな感じである。随所に韻を踏んでおり、物悲しい旋律に適した詩となっている。(文法を正確に理解していないので単語を並べただけの直訳になってしまう)

 

Si ayer tuviste un dia gris, tranquilla

昨日が憂鬱な一日だったとしても、心配しないで

 

Yo hare canciones para ver, si asi consigo hacerte sonreir

君を笑顔にできるのなら、曲を作ってみるよ

 

Si lo que quieres es huir, camina

逃げ出したいのなら、歩きだそう

 

Yo hare cansiones para ver, si asi sonsigo fuerzas pa vivir

君が生きる力を取り戻せるなら、曲を作ってみるよ

 

他にも、しみじみと聞き惚れる曲が多くあって、ウバゴ様さすがだ。

人気があるのも良く分かる。

是非とも書き残しておきたかった一枚のアルバムの話。

 

Fantasia O Realidad