Pablo Alborán(パブロ・アルボラン)は、1989年5月31日、スペインのマラガ生まれ。ジブラルタルとアルメリアの間。地中海に面した都市で、モロッコの対岸である。
Pablo Moreno de Alborán Ferrándiz(パブロ・モレノ・デ・アルボラン・フェランディス)が本名とされる。
こういう圧倒的な人が次々と出てくるというのが、音楽の凄まじさだろう。聴いていると圧倒されそうな曲が次々と出てくるのだ。
Sebastian Yatraとのコラボ「Contigo」(あなたと)で圧倒されてしまう。この二人、合う。実に合う。そして、むせび泣くようなメロディに涙が出てきそうだ。
Pablo Alboránは、幼い頃から、ピアノ、クラシックギター、フラメンコギター、アコースティックギターなど、さまざまな楽器を学ぶ。スペインの「マラガ」と「マドリッド(マドリード)」で歌のレッスンをプロのアーティストから受ける。
2002年(12歳)、最初の曲「Amor de Barrio」(隣人愛)と「Desencuentro」(不一致)を作曲する。この曲は、10年後にデビューアルバムに収録された。
マラガでは、レストランでフラメンコバンドと初めて共演し、エル・ブランコ・モレノ(白いモレノ)という綽名が付けられた。その理由は「非常に肌が白く、モレノは私の姓だった」からだ、と本人が著書で述べている。
デビューアルバム「Solamente Tú」(あなただけ)は、2011年2月にリリース。
同時に最初のシングルとして、2010年10月にスペインでデジタルリリースされた。シングルとアルバムは両方とも大成功を収めた。そしてまた、スペインの音楽チャートで首位を獲得している。希望と才能に溢れた、若々しいPablo Alboránを見ていると、郷愁のようなものを感じる。もう戻らないあの時。
Solamente Túという曲。このMVは、Callao駅(カジャオ、カリャオ)で撮影されているから、マドリッドであろう。懐かしい。スペインの街の風景は本当に郷愁を誘う。そして私が歩いたこともある風景がチラと出たりもするのだ。
さて、このアルバム「Solamente Tú」(あなただけ)は、RTVEの 2011年アルバム・オブ・ザ・イヤーを含む複数の賞を受賞し、その年のスペインで最も売れたアルバムとなった。
↓ 公式。
2011年12月19日、「ロス・プレミオス40プリンシパレス」で2011年の最優秀新人賞を受賞。彼のアルバム「Pablo Alborán」と「En Acústico」(アコースティックで)は両方とも、2011年のスペインのトップセールス・アルバムの公式リストにそれぞれ1位と6位で掲載。また、シングル「Solamente Tú」と「Perdóname」(ごめんなさい)はそれぞれ3位と19位となった。2011 年にスペインで最も売れた曲として記録に残っている。
2012年9月、アルボランは、2012年6月にリリースされた2枚目アルバム「Tanto」(たくさん)このアルバムは2012年と2013年にスペインで最も売れたアルバムであり、ラテン・グラミー賞も受賞した。
2014年11月が3枚目アルバム「Terral」(陸地)リリース。2014年にスペインで最も売れたアルバムとなる。
その後、2年間のブランクを経て、2017年9月8日、4枚目、2020年5枚目、2022年6枚目とアルバムをリリースしている。
忘れらないのは、Sebastián Yatraとのコラボ。Contigo。(あなたと一緒に、君と一緒に) Sebastián Yatraの曲みたいだけれど。
Jesse & Joyとのコラボ。個人的に、こういうのも好み。
■曲紹介
Solamente Tú(あなただけ)
Perdóname(ごめんなさい)
Saturno(土星)
Recuérdame(僕を思い出して)
Pasos de Cero (ゼロからのステップ)
El Mismo Aire(空気そのもの) Camiloとコラボ
Donde Está El Amor(愛はどこにある?)Jesse & Joyとのコラボ
■歌詞紹介Solamente Tú(あなただけ)より
あなたの笑顔をください
夢をみる方法を教えてください
愛撫だけでも
この海に迷ってしまう
あなたの星をください
今宵に光る星を
平和と調和に満ちた星を
そして私はあなたに命を捧げます
この時代。まだCDがあった。
↓
個人の好みは、下記のような静かな曲である。