読書日記
日本国債の入門書。 良書だと感じられた。 国債の仕組み、債券、証券、日銀の金融政策、銀行や生命保険が運用する国債など、分かりやすく記載されている。 資産運用に関して、「○○すべきだ」というような、【単純なアドバイスはできない、という事実を突きつ…
苦手な「平安時代」 その中でも、もっとも苦手なのが「源氏物語」であり、それを思い出させるのが本書である。 そもそも「斎宮」は、「さいくう(さいぐう)」と読むらしいが、伊勢神宮に仕える未婚の皇女(つまり「斎王」)の住まいのことであるという。 所…
引用:危機局面にあるわけでもなく財源もないのに大規模な経済対策を打ったり、財源もないのに大規模な減税策を提案するようなことはもうやめていただきたいと考えます。P.13「まえがき」 -------------------------------------------------- 破壊力抜群の…
私はテレビ受像器を持っていないし、最近はラジオも聴かなくなった。 「時間が無い」というのが、主な理由である。 馬車馬のように働き、何とか生きるのが精いっぱいで、この先、生き残れるのか自信がない。そういう状況であるから、テレビやラジオを楽しむ…
「謎の平安前期」がおもしろかったので読んでみた。 bp-en.hatenablog.com 私は、歴史に関して素人であり、専門教育も受けていない。だが、個人的に歴史がとても好きであり、かつ、歴史は、人生をよりよくしていく上で、役に立つものだと感じられる。 平安時…
読みやすい本である。 「あとがき」にあるように、カルチャーセンターなどのでの講義を基にして本書を執筆している。素人向けに教えている(カルチャーセンター的なもの)だけあって、分かりやすく記述するのは、とてもうまいと感じられる。 研究論文をその…
「なぞの帝国」ヒッタイト帝国について知りたかった。 人類の歴史を変えた鉄器の発明。 というのが私にとってのヒッタイト帝国の知識。 紀元前17世紀頃から前12世紀初頭に栄えた帝国。 この本では、下記のようなことが書かれている。 現在のトルコであるアナ…
伊勢の斎宮歴史博物館の学芸員であり、また「斎宮」という本の著者でもある榎村寛之氏の著作。 そういうネタが多いと予想していたが、「まさにそう」である。 そしてこの本は、私のような「入門者」向けに、非常に丁寧に、分かりやすく、そして親切に書かれ…
「大化の改新」645年・・・ 中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌子(中臣鎌足=藤原鎌足)。つまり、「中臣鎌足」として知られている人物から「藤原氏」は始まるとされている。 大化の改新は、国郡制度、班田収授法、公地公民制、租庸調などの導入(確立)で知ら…
とても古い本である。 アマ○ンのレビューが0人というレベル。 それに、仏像の専門的な内容が延々と書かれている。興味が無い人にとっては、(当たり前だが)面白くもないような本だろう。 だがしかし、私にとっては、なかなかの興味深い本であった。仏教美術…
「戦争の日本古代史」が面白かったので、同じ著者の書物を読んでみた。皇位継承に敗れた皇子たちの話である。正直に言って、疲れた。12連勤で疲弊した時に読んだのだが、そういうときに読む本ではない。 個人的に古代史の書物は、それなりに読んでいるが、私…
私も行ったことがあるペリリュー島。 そのペリリュー島から帰還した父を持つ著者が、その後のペリリューについて書いている書物。あまり期待しないで読んだのだが、結果的に、非常に面白い本であった。「第5回潮アジア・太平洋ノンフィクション賞受賞作」と…
2024年にノーベル文学賞を受賞したのが、ハン・ガンさんである。漢字で書くと「韓江」。深い意味を含んだ名前なのでは、と想像する。父は、韓勝源さんであり、中上健次さんと親しかったという。 作家の解説によると、「白い」は「ハヤン」と「ヒン」の2つの…
全体として、面白い内容の本だったが、心に引っかかる箇所が多々あった。邪馬台国を九州にあったと断定する。日本が新羅を憎み、敵視してきた「伝統」がアジアへの侵略の動機になった。その他、数々の「引っかかる箇所」はあった。しかし、非常に面白い書物…
古い本であり、アマ○ンのレビューも寂しい限り。中古本のみ購入可能のようだ。 最近アフガニスタンに嵌っていて、その関係の本をよく読んでいる。読書感想文としては、美術関連の本ということになる。 著者の久野先生は、東京大学美術史学科卒業し、東京国立…
面白い。最高に面白い。この本を読んだのは「偶然」に過ぎないが、衝撃を受けたぐらい面白い本である。本の内容として「こんなこと書いても良いのだろうか」と、心配になるぐらいの内容である。 アマ○ンのレビューでは、「自慢が鼻につく」とも書かれている…
なんというか、全く共感できなかった本。アマ○ンのレビューとは真逆の感想である。つまり、どちらかというと、否定的な感想ということ。私個人は、どちらかというと、アフガニスタン人側の立場に立っているので、そういうバイアスが掛かっている。だから余計…
(しばらく★をお休みします) 私の好きなタイプの本と言ってよい。 大化の改新、中国との関係、朝鮮半島との関係、藤原京、大宝律令など木簡から見えてきた歴史を紹介している。 具注暦木簡(円形の暦が書かれた木簡) 役人の顔が書れた木簡 万葉集が書かれ…
新しい情報は少ない。 例えば、「健康によい」食べ物:まごはやさしいよ ま(豆)、ご(胡麻)、は(ワカメ=海藻)、や(野菜)、さ(魚)、し(しいたけ=キノコ類)、い(いも類)、よ(ヨーグルト)が健康に良いとしている。これよく言われるのだけれど、…
第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を「マオキッズ 毛沢東のこどもたちを巡る旅」で受賞した八木澤氏の写真紀行。 「陽の当たらない歴史の舞台」を旅した紀行文。 例えば、カクレキリシタン、無国籍者、スペイン風邪で滅びた村、姥捨て山、北米への出稼…
非常に面白かった。驚くべき内容である。しかし共感できなかった。 それが主要な感想。 まず地下世界とは言っても、マリファナ、飲酒、男女の交際など、一般的なイラン観とは一線を画すところは流石だが、もっともっとドロドロしたものは無かった。ジャーナ…
この本、20年以上前に読んだはず。 読書記録が今手もとにないので、「エビデンス」はないのだが、内容は知っている。あとがきは、2002年3月15日に書かれている。2002年は、1月に「アフガニスタン暫定行政機構」が発足し、2月には、「ハミド・カルザイ氏」が…
古い本。 あとがきを参照すると、この本は、1984年2月に書かれたという。 アマ○ンで調べても、中古本しかない。長倉洋海氏の類似本は、多く出ているから他の本を読めばよいだろうか。それにしても、100日間、ムジャヒディーン(ムスリム戦士)たちと共に過ご…
なかなかの良書。 表紙の写真も秀逸だし、記載内容も、淡々としていて、好感が持てる。 それにしても、アフガニスタン史は、複雑であり、(個人的に)同じような本をたくさん読んでいるのだが、なかかな頭に入らない時代もある。特に、第一次英ア戦争(1839…
日当たりの良い場所で本を読んでいると、昔の思い出が胸に去来することがある。 土曜日。当時は、午前中のみ授業があり、給食なしで帰宅できていた。 帰宅すると、時間は12時から13時ぐらいの間になっている。 家で昼食を摂ると、私は自転車で図書館に向かう…
好みの本。 こういう一見地味で、知識も得られる本が非常に好きである。 読書は、主に通勤時間中に行うが、疲れ果てている時に、怒りや対立を煽るような(ジャーナリストっぽい)本を読むのは苦痛で仕方ない。静かに楽しく読める本を私は好む。さらにこの本…
率直に言って、苦手な本。 何度も読むのを止めたくなった。全方位に喧嘩を売っているようにしか思えない。率直に物を申すような記述スタイルである。 とはいっても、下記のような主張は否定しない。(ただし、この本を読む前から同じことを考えている) 戦前…
ドイツを中心とする欧州の経済事情を知りたくて、本書を読んでみた。 内容としては、ドイツを中心とした「自動車産業」の話であり、ドイツ在住の長い著者ならではの視点が非常に面白い。 また、自動車業界について、詳しく調べており、例えば、ドイツでの自…
タイトルでの判断で申し訳ないのだが「トンデモ本」の類だと考えていた。 読み終っての「感想」としては、「衝撃的な内容を知ることができて良かった」というものであり、しかし、つらつら考えてみると、やはりこういう内容については、多面的に、かつ冷静に…
毎年夏になるとやっていたキャンペーン。 それが、「新潮文庫の100冊」である。 新潮文庫以外でも、角川文庫や、集英社文庫でもやっていたが、私にとっては新潮文庫が一番身近だった。そのなかの一冊「どくとるマンボウ航海記」が私にとって印象深い本となっ…